2008年10月17日金曜日

http://pub।ne.jp/shimura/?cat_id=84552&page=2志村建世氏のブログより

2008.10.17

貨幣の自由と不安定


金融危機問題のテレビを見ていた妻から、先日、素朴な質問が出ました。「公的資金注入だって、世界中で何十兆円ものお金が簡単に出てくるのは、どう して? お札を印刷すればいいからなの?」 それに対する私の答えは、「いや、お札の印刷なんかしない。コンピューターのキーボードで数字を打ち込むだけ だから、経費はいらないよ」でした。
 日本でも公的資金は用意されていて、私企業の金融機関が欲しいと言えば与えられるようです。その際、タダでやるわけにも行かないので、債権を国が買い取る形にするそうです。その証券も、おそらく立派な紙に印刷ではなくて、コンピューターで入力するのでしょう。とにかくコンピューターは、収支の計算が合ってさえいればいいのです。
 今朝の朝日新聞に「資本主義は本質的に不安定」と題する岩井克人さんの論説が出ていました。私の考えていることと共通する部分が多くて、嬉しくなりまし た。経済を自由に発展させて成長を競わせれば、ついには資本自体が商品となって増殖し、実体経済と乖離します。それは庶民が苦労して稼ぐ商売の利益や、労 働で手に入れる賃金とは異質のものです。アメリカ製グローバル経済のバブル崩壊は、当然の成り行きでした。
 世界は、より健全な経済の再建へと動くでしょう。貨幣は便利なものですが、交換には信用が必要ですから、自由に動かせば動かすほど不安定さも増すので す。資本の過剰な流動に対しては、証券取引税や、為替取引に課税するトービン税の導入などが、真剣に議論されるようになるでしょう。ゲーム的な短期取引を 抑制するとともに、公的財源が確保されるという、一石二鳥の効果が期待できます。
 公的資金の注入は、母子家庭や失業家族にも行ったらどうでしょうか。「働いて稼げるようになったら返す」という証券を、国が買い取ってあげればいいので す。注入された資金は、直ちに消費に回って景気を回復させるでしょう。さらに私は思うのですが、生活に最低限必要な食料品と、住居と、教育と、医療・介護 は、貨幣経済で動かすのをやめて、全国民に現物給付するという方法もあります。それが実現していれば、弱者を犠牲にすることなく、思いきった合理的な税制 を整えることができるでしょう。
 物々交換の素朴な経済活動を始めてから五千年、生きることの権利と働くことの義務を、人類すべてが等しく分かち合える時代が、コンピューターのおかげで実現できる可能性が出てきました。世界の貧困が最終的に解消するときが、見えてきたような気がします。

朝日新聞社説

政治とカネ―企業・団体頼みいつまで

 民主党の前田雄吉衆院議員が、離党して次の衆院選に立候補しないと表明した。マルチ商法業者から多額の金銭を受け取り、業界を擁護する国会質問をしていたことで「党に影響を与えないため身を引いた」という。

 近づく総選挙で党が被るダメージを最小限に食い止めるには、早めにけじめをつける必要があると判断したに違いない。

 前田氏が代表を務める二つの政治団体は、04年から07年にかけて、業務停止命令を受けた会社を含む多数の業者らから、あわせて1千万円以上の講演料と献金を受け取っていた。

 商品の購入者が販売員にもなって購入者を増やすマルチ商法には、全国の消費生活センターに毎年2万件あまりの苦情が寄せられる。前田氏は衆院予算委員会の分科会で「キャッチセールスなどと一緒にされて(業界の)みなさんは非常に迷惑している」といった質問を繰り返していた。

 「国会質問とカネ」といえば、参院での代表質問の見返りに現金を受け取り、受託収賄で有罪が確定した村上正邦元労相のような事例があった。

 それにしても政治とカネ、とりわけ企業・団体献金をめぐる不明朗なできごとは、いつまでも後を絶たない。

 発足したばかりの麻生内閣でも、談合事件で公正取引委員会から排除勧告を受けた企業などから閣僚への献金が相次いで発覚した。河村官房長官は、自身が支部長の自民党支部が、排除勧告を受けた法人などから問題発覚後に計410万円の献金を受けていた。

 似たようなケースは、中川財務兼金融担当相や小渕少子化担当相らにもあった。麻生首相の党支部も、社長が汚職事件で今年起訴された医療機器販売会社から献金をもらっていた。

 マルチ商法がらみでは、きのうの参院予算委員会で野田消費者行政担当相が、これを新産業として認知すべきだとの質問を12年前にしていたことを明らかにし、業者からの献金があったかどうか調べて報告すると答弁した。

 河村長官らは、違法性はなくとも道義的な見地から返金する意向を示した。あわてて返さねばならないようなお金を受けること自体、企業との関係が極めて ルーズになっている証拠だ。自民党はこうした企業からの献金には党としてルールをつくるというが、法で規制するのが筋だろう。

 今年も共産党を除く各政党に総額319億円の政党交付金が渡される。この制度の導入にあたっては、当時の細川政権与党も野党だった自民党も、将来は企業・団体献金は縮小廃止する方向で議論していたはずなのに、すっかり忘れてしまったようだ。

 企業・団体頼みをいつまで続けるのか。各党がどんな態度を示すのか、総選挙でも目を凝らしたい。



橋下知事「園児の涙利用」と保育園側を批判 行政代執行


 大阪府の橋下徹知事は17日、第2京阪道路の用地買収に応じなかった門真市の北巣本保育園の畑を行政代執行で強制収用したことについて、「政治的な主張や反対の理由はあると思うが、園の所有者は園児たちの涙を利用して阻止しようとした。一番卑劣な行為だ」と批判した。

 同保育園では今月末にイモ掘りを予定しており、園児たちが育ててきたサツマイモなどが16日の行政代執行で引き抜かれた。

 橋下知事は「4月から任意交渉はしている。最大の権力行為なので慎重にやった。最後のイベントをやったら立ち退きます、という話があれば応じた」と説 明。「もしあれを認めたら、これから公の工事は家庭菜園かイベントで全部阻止になるのか。工事費や損害などを府民が持つならいいが、府民の声はそうではな いと判断した」と語った。

 一方、同保育園の松本剛一理事は「代執行の反対運動に園が園児を動員した事実は一切ないし、むしろ子どもにはショックを与えたくないので、畑がな くなると知らせることも避けてきた。子どもの涙を利用したと取られるのは心外だ」と話している。16日の行政代執行では、祖母に連れられて通園途中に畑に 立ち寄った園児が1人いたが、5分ほどいただけで祖母がすぐに保育園に送ったという。




米グーグル増収増益、ネット広告堅調 7~9月期決算

 【ニューヨーク=丸石伸一】米インターネット検索最大手グーグルが16日発表した08年7~9月期決算は、売上高が前年同期比31%増の55億4139 万ドル(約5600億円)、当期利益が同26%増の13億4616万ドル(約1400億円)となり、増収増益を確保した。

 売上高の97%を占めるネット広告収入が堅調だった。景気減速にともない、広告収入の減少が懸念されていたが、アナリストの事前予想を上回る好決算になった。

2008年10月16日木曜日

志野原生氏http://www005.upp.so-net.ne.jp/shigas/WELCOME.HTMより

駒込は寺町


駒込は寺町である。本郷通りの両脇に、白山神社の縦横にたくさんのお寺が並ぶ。営団地下鉄南北線の駒込駅から後楽園駅までジグザクに歩いてみた。
江岸寺、天然寺、円通寺、大運寺。どのお寺も墓石に埋まって窮屈そうである。門前でのぞき込むぐらいにして立ち去る。裏小径は袋小路が多い。結局表に出直した方がよい。
駒込のお富士さん、富士神社、の築山は大きかった。登山記念の石碑がいっぱいある。火消し組の記念碑が多い。纏の図柄と組の名が彫り込ん である。閉じた本殿扉に小さく賽銭入れと書いた穴があった。賽銭箱のようなものでは盗まれるのかな。粗末な社務所があったが、人は居りそうでなかった。
吉祥寺は広いお寺であった。明暦の大火すなわち振袖大火の八百屋お七で有名である。本堂、方丈とも再建のようだが、経堂は大戦を生き残っ たらしい。緑が少ないのはここも同じだが、まだ参道がゆったりとし、本堂前の広場があって静かで落ち着く。東京の寺には鐘楼がないところが多いが、ここに もなかったように思う。正面の門が両脇の土塀と共に昔を思わせる。しかし土塀は直ぐ切れて無くなる。昔の敷地を維持していないのである。駒込大学の前身は ここの学坊である。
南谷寺、徳源院、常徳寺、高林寺、養源院、蓮光寺、光源寺、清林寺、栄松院、常瑞寺、瑞泰寺、一音寺と歩いて白山上に出る。妙清寺を経て 白山神社へ。社殿裏に浅間神社を祭る富士塚がある。富士神社のよりは小さいが鳩の森八幡よりは山らしい。真横が竜雲院で本念寺、浄土寺、寂円寺、竜泉寺と 白山通りを北西に行き一行院にたどり着いた。最後の寺は古い墓石をひとまとめに積み重ね、仏閣らしく建造物門庭などを整備しようとしている風に感じた。
小石川植物園をざっと見て、喜運寺、念速寺を経、こんにゃくえんまの源覚寺に着く。こんにゃくえんまの片目は信心深い女にくれてやったために黄色く濁って見えるそうである。最後のお寺が善雄寺で、そこから南北線の後楽園駅に出た。
歩いたルートを江戸切絵図と比較する。所々寺が無くなっているが、かなりが現存する。ただ境を接して立ち並んでいたお寺が、今では町屋に 浸食されて墓地と本堂と参道を守るギリギリの敷地を残すのみとなっている。二次大戦の後あちこちでお寺の敷地の切り売りの話が続いたが、その現実は特に東 京で激しいことに気付く。原形も想像できないまでに浸食された寺もある。
参詣人には殆どお目に掛からなかった。江戸時代は次々の大火で社寺も全焼が多かったが、そのたびに寄進で復興した。大戦に敗れてからはそこまでの寄進は得られなかったのであろう。仏教は過去の財産で食いつないでいる。
それにしても東京とは何と寺の多いところか。京都育ちが驚くのだから本当に多いのである。深川江戸資料館で館員に聞いたことがある。彼は お大名が寺を運んできたと云った。仏事で明け暮れする日常生活に仏はなくてはならぬ。元からのお寺では急膨張の人口に対し数が足らぬ。勤番侍には滞在中の 寺もいる。お江戸はそれに豊かな消費都市で学識レベルも群を抜いて高い。色んな事が重なってお寺を繁盛させたのだろう。

('98/01/07)

朝日新聞社説

受信料値下げ―この機会にスリム化を

 NHKの09~11年度の経営計画が、異例ずくめの道筋で決まった。

 福地茂雄会長ら執行部の計画案は、地上デジタル放送への移行のための追加負担が必要なことが明らかになったことなどで、作成が遅れに遅れた。

 今月上旬にようやくまとまった計画案には、12年度以降に受信料を下げる方針も盛り込まれた。ところが、古森重隆経営委員長が「10%の値下げの明記」を主張して、差し戻した。

 執行部は「先が見通せない経済情勢で、4年先の約束は難しい」として、再び数字を入れない案を示した。だが、経営委員会も譲らず、「12年度から受信料収入の10%を還元する」と修正して議決した。

 受信料が下がるのも、経営委員会が経営計画に直接手を入れたのも、初めてのことだ。一律に値下げするのか、低所得の高齢者の支払いを免除するといった方策を組み合わせるのか。具体的な方法はまだ決まっていない。

 言うまでもなく、受信料の値下げで番組の質が落ちるようなことはあってはならないが、下がるのは視聴者にとって悪いことではない。執行部と経営委員会が緊張感を持って向き合うのも健全なことだ。

 だが、議論の焦点が「10%と書くか、書かないか」の攻防だけになったのはいただけない。受信料で運営するNHKはどうあるべきかという根本的な議論が抜け落ちていたからだ。

 公共放送としてこれだけは必要だという番組と、不要な番組をふるいにかける。そのうえで、組織をスリム化し、受信料を引き下げるというのが、本来のあり方だろう。

 今回議決された経営計画では、テレビとラジオの計8チャンネルのうち、衛星テレビ1波を減らすという。職員を報道・制作に手厚く配置しつつ、総数を減らすほか、いま17ある子会社を12~13にする目標も盛り込んだ。

 一方で、報道の強化、高品質な大型番組の提供、幅広い視聴者層に向けた多様で質の高い番組作り、放送局を地域を元気にする拠点に、国際放送の充実――といった目標も掲げられた。

 それぞれもっともな内容ではあるが、こうした分野をすべてNHKが手がける必要があるのか。民放との役割分担を考えた方がいい。

 そもそも、あれもこれもと手を広げて、どうやって「10%の値下げ」を実現するのか。受信料の取り立てに力を入れて総収入を増やすことだけで、値下げ分もまかなおうとするなら、筋違いだ。ここはスリム化を真剣に考えてもらいたい。

 その際、NHKには、外部の有識者や視聴者の意見、職員の声を幅広く集める組織を作ることを改めて提案したい。その場で、NHKの適正な規模と使命を問い直すべきだ。

グルジア紛争―収拾の動きを速めたい

 激しい戦闘が繰り広げられたグルジア紛争の「戦後処理」を話し合う国際会議が、スイスのジュネーブで始まった。事態収拾に向けた作業がようやく本格化してきた。

 戦火はやんだものの、紛争の発火点となった南オセチア自治州やアブハジア自治共和国の周辺にできた「緩衝地帯」にロシア軍部隊が駐留を続けていたが、それも先週には撤退を完了した。代わりに欧州連合(EU)の停戦監視団が入り、紛争が再び火を噴かないよう目を光らせる。

 ジュネーブ会議はEUや国連などが主催し、米国も加わる。だが、ロシアは独立を承認した南オセチアとアブハジアを正式参加させるよう主張し、グルジアが強く反発するなど、波乱含みの幕開けだ。

 グルジアは現在も、約5万人の避難民が家に戻れない状態にある。戦火に加え、独立派の民兵らがグルジア人の家財を略奪したり、放火したりしたことが大きい。現地の治安回復を急ぎ、きびしい冬が来る前に避難民らが帰還できるようにしたい。

 会議では、南オセチアとアブハジアの地位問題も取り上げられる見込みだ。ロシアが独立承認を撤回する可能性は小さく、逆にグルジアへの武器禁輸を主張するなど、議論は平行線をたどりそうだ。

 だが、グルジアが先に攻撃を仕掛けたとはいえ、だからいっきに独立承認だというのは飛躍がある。ロシアのパスポートを住民に出しておいて、攻撃されると「自国民保護」を理由に大部隊を送り込む。こんなロシアの手法を認めるわけにはいかない。

 同時に、旧ソ連圏で今回のような紛争が再び起きないよう、ロシアと欧米諸国がきちんと意思疎通をはかることも大事だ。旧ソ連諸国を「勢力圏」と見なすの はロシアの身勝手である。他方、大規模な侵略をたびたび受けてきた大陸国家ロシアの、伝統的な安全保障観への配慮はあっていい。

 この点で、ロシアとの対話はそっちのけで、グルジアやウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟を急ごうとした米国などの勇み足は否定できな い。グルジアへの軍事支援を強め、ロシアとの緊張を高めることになったブッシュ政権の政策に、キッシンジャー氏をはじめ米国の国務長官経験者らからも批判 の声が出ている。

 ロシアのメドベージェフ大統領は、欧州諸国に新しい安全保障条約を結ぼうと主張している。具体的に何を意味するのかはっきりしないが、NATO優位が定着する中で、ロシアの発言権をもっと認めよとの狙いなのだろう。

 資源価格の高騰で力をつけたロシアの無理な注文は聞くわけにはいかないが、欧州の安定のためには対話に応じるのも手ではないか。

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2008.10.16

70代からの情報革命(3)

 紙に手書きするものと決まっていた作文が、キーボードで打ち画面で見る作業になったのは、非常に大きな変化だったと思う。それ以前からも、私は紙に字を書くことには苦労していて、いろいろに工夫もしていた。
 まず、日本文であっても、縦書きよりは横書きの方が合理的であることは、すぐに気がついた。だいたい人間の目は横に二つついているので、上下よりも左右 の方が視線の移動速度は早い。次に私は万年筆で書くことが多かったのだが、縦書きだと改行のたびに手は書いた字の上をこすることになる。インクが生乾きだ と、にじんで汚れるのが気になって、これは毎日のように日記帳で経験していた。横書きなら、手は常に白い紙の上にあるから安心である。
 学生時代には、ノートを楽に早く書く方法はないかと考えた。とりわけ漢字の言葉には時間がかかる。何かの本で「カナ文字会」や「ローマ字会」の存在を知 り、漢字は日本語のガンだと思ったこともあった。そこで、ローマ字でノートをとることにして、一ヶ月ぐらい実行してみた。筆記 体の分かち書きにして、カキクケコは ca ci cu ce co と綴ることにした。k の筆記体は書きにくいので c で代用したのだが、このアイディアは本で読んだのだと思う。このローマ字書きは、けっこう早くて見た目もきれいだったから、充分に実用可能と思われた。と くに会話文の筆記には向いていて、速記をとるような気分だった。
 ただし、欠点は読み取りにくいことだった。やはり問題は漢字で、ローマ字から漢字を連想して意味をとるのに時間がかかるのだった。だから、よく出る単語 は一文字だけ漢字を書いて目印にしたり、いろいろやってみたのだが長続きせず、結局は漢字かな交じりに復帰せざるをえなかった。しかしこれ以後は、横書き の作文に全く抵抗を感じなくなったのは、成果だったかもしれない。
 だから、仕事で台本書きをするようになったときも、特に注文されない限りは横書きにした。横書き400字詰めの原稿用紙の左から5字のところに縦線を入 れ、その部分に画面の絵または説明を書いて、残りの300字を使ってナレーション原稿を書くと、絵コンテを兼ねた台本になる。文字数が300字というの は、標準の早さで読めば一分になるから、作品の長さも二十枚書けば二十分ものというように、すぐ見当がつくので便利だった。この様式は、スライドや映画・ ビデオの台本として、創業から十年以上にわたって私の会社の定式となった。
 しかし鉛筆で手書きした台本は、推敲や改訂を入れようとすると直すのが大変だった。消しゴムで処理できる範囲ならいいが、数行の書き加えでも、切り貼り して何枚にもわたって直さなければならなくなる。修正してもすぐにきれいに清書できる方法はないものかと、私の悩みの種だったのである。

猫嫁さんのブログより

タイトル変更

リアルネコのことが心配で、週末何しててもちっともおもしろくない猫嫁です。

だもんで、いっそのことブログに闘病日記も組み込もうかと思い、タイトル変更。少しは気が紛れるかなあgawk

最後の更新から約一か月、週一のステロイド注射じゃ効き目も薄く、あれよあれよという間に、体重が2.9kgから2.35kgにshock

病理検査したわけじゃないのでなんともいえないが、「IBDじゃないですか?毎日飲むステロイド剤ください」と今日こそ言おう!!と決意し、病院に向かう猫嫁。

猫嫁の気(鬼)迫に気づいたのか、「注射じゃ、1日しか効き目ないみたいなので、毎日飲むステロイド剤を出します」先手を打ってくる。

しかし、先に言ってくれてよかったよ。ストレス激減。

この一か月「季節もん」「年取った猫にありがち」とおしゃる院長に、「私は、IBDじゃないかと思う。症状がそっくりだし・・・」など訴えてきた が、「下痢してないから違う」と言われ、今度は、サードオピニオンかよ、今度はどこの病院にいけばいいの!と心の中で叫んでいた猫嫁。

10月4日に「IBDの可能性もある。いずれステロイドも効かなくなる時も来るでしょう」と宣言される。悲しい宣言だが、猫嫁の見解と一致。これで 遠慮なく質問もできるし前向きに治療に専念できる。担当医?はこの時から女医さんに替わり(院長には嫌われたか?)とっても話しやすくて、今は医者に対し てのストレスゼロ(神様感謝しています。)

現在は毎日のステロイド剤で食欲があるので、食事療法にと頑張っているところです。

IBD、、またはIBDらしくって通院している猫ちゃん(の飼い主さん)よかったら、情報ください。

Img_2034_2 リアルネコ「病気になる前はおばちゃんと一緒に寝ててけど、しんどい時は一人で寝たいねん!でも・・・この簡易ベッド、貧乏まるだしやんpout

猫嫁「ぜいたく品より、治療費優先!オプションにゲロッピ対策の新聞付き」













2008年10月15日水曜日

志野原生氏http://www005.upp.so-net.ne.jp/shigas/WELCOME.HTMより


お庭拝見


六義園を見る。川越藩主柳沢吉保の庭園である。明治に入って岩崎弥太郎の別邸となったが、昭和13年に東京都に寄贈されたという。清澄庭 園も岩崎家の寄贈だったように思う。三菱もなかなかやる。四国にいたとき、高専に来た国会議員が住友は文化に貢献しないとか云ったのを直接耳にしたが、調 べると住友もよくやっている。利益還元事業をリストアップすれば、新興成金とか中小財閥とかがやらない代表ではないか。
他に浜離宮、小石川後楽園、清澄庭園、旧安田庭園。私が立ち寄った東京の日本庭園である。旧安田庭園はどうだか忘れたが、それ以外は元は 江戸大名屋敷の庭園である。どれもそれぞれに素晴らしい。よくぞ今日に伝えてくれたものである。関東には寺社の庭園には良いのがない。川越の喜多院ぐらい か。
回遊式というのか、ぐるりと散歩すると30分ほど掛かる広大な庭である。自然の情景を圧縮して箱庭的に配置してある。池を中心に樹木が全域を覆っている。一部芝生地があるのは野点に使う場所か。茶室も池を囲むように点在する。
滝見の茶屋というのがある。人工の滝が流れ、水の音を楽しめるようにできている。昔はこの滝の水をどうして持ち上げていたのだろう。高台 から特別の用水路を取ったのか。日本庭園には滝や谷の工夫が見られることが多いが、平地では場所場所の造園者の技術が凝らされていたことだろう。藤代峠と いう築山がある。結構小高い。土を抑えているのは溶岩である。築山はそのほか池に浮かぶ島の中に二山ある。妹背山という。豪華である。
庭園の空の覇権はどうもカラスが握っているらしい。カアカアとやかましいのはちょっと雰囲気を壊す。NHK-TVで教わったのだが、繁殖 期には巣の近くを通ると、無帽の黒髪頭を攻撃するらしいから剣呑である。庭園を囲む赤煉瓦の塀は一度継ぎ足しているらしい。今は3mはある。油断をすれば 銘木古木が盗まれるのかな。あるいは浮浪者が巣食う可能性があるのかな。
やや時間に余裕があったので小石川植物園に回る。旧東大医学部校舎(東京医学校)の赤煉瓦の前が日本庭園になっている。紅梅が6分咲き白 梅が早いものは2分咲きぐらいであった。六義園でも白梅の1-2本がやはり2分咲きであった。うっすらと匂う。ここは六義園ほどの広さがないから仕方がな いが、造った庭という感じは否めなかった。しかしその横に植物園の台地が迫っていて借景は申し分がない。
ここの森もカラスの天下であった。カリンの実が沢山落ちていた。カラスが全部占拠している。小憎らしいので木の枝をぶっつけてやった。カ ラスも多いと何か不気味である。人間でも一人で急に出くわしたときなどは、真っ黒な人はやっぱり何か本能的に避けたい気が働く。別に人種差別でなく、心の どこかに黒を不気味に思う遺伝的要因があるのだろう。は虫類を恐れる心理を恐竜時代の遺産と言った学者が居るとか。黒に対する恐怖は闇夜を恐れる本能か。

('98/01/07)



http://pub.ne.jp/shimura/?cat_id=84552&page=2志村建世氏のブログより

2008.10.13

「好戦の共和国アメリカ」を読む(1)

「好戦の共和国アメリカ・戦争の記憶をたどる」(油井大三郎・岩波新書)を読みました。アメリカに「好戦国」のレッテルを貼ってしまうのは抵抗を感 じますが、今の世界で唯一、近代戦で国内に深刻な被害を受けたことがなく、基本的にアメリカがする戦争は「よい戦争」で必要なものだとするアメリカ人の意 識はどこから来ているのか、その底流をアメリカの歴史から読み解こうとした本です。
 アメリカの最初の戦争は、イギリスからの独立戦争でした。この戦争を勝利に導いたのは、総司令官であり、初代大統領となったワシントンでした。2度にわ たる独立戦争は、軍事的には、さまざまな幸運に助けられた「辛勝」でした。中でもイギリスと戦っていたフランスが、アメリカの独立を助ける側に回ったこと が決定的でした。
 アメリカ独立までの13州は、それぞれの地域ごとに独立した州の集まりに過ぎませんでした。連邦軍は存在せず、各州が民兵を提供して独立戦争に協力した のでした。州の独立性が強く、軍事的にも州兵の組織があり、市民の家庭や個人ごとにも武装して自衛するという気風が残っているのは、アメリカという国の成 り立ちに根ざしているのです。
 アメリカが本当の意味で統一国家になったのは、南北戦争を経験してからでした。リンカーンもまた最高指揮官として北部をまとめ、連邦からの離脱をはかっ た南部と妥協することなく、アメリカの統一を守ったのでした。奴隷制度の廃止は、ヨーロッパの同情を集め、黒人を戦力として動員する賢明な戦略でもあった のです。
 南北戦争による犠牲者の数は、独立戦争をはるかに上回り、アメリカ国内に深い分裂を残したのですが、その反省は反戦平和の思想運動を残しました。共和党の起源が北部にあり、民主党の流れが、より深く傷ついた南部から起こったというのは、私には興味ある新しい知識でした。
 その一方で、西部の先住民族に対しては容赦のない戦闘が繰り返され、和平の協定は次々に破られて、白人が西海岸までの全土を占領するまで止まることはあ りませんでした。白人同士の「内戦」は、ある程度まで限定的に戦うが、先住民など異民族に対する「外戦」は徹底的に行うという、アメリカの「戦い方の二重 基準」は、やはり歴史に根源があるようです。


「好戦の共和国アメリカ」を読む(2)

南北戦争後も大きな連邦常備軍を持たなかったアメリカでしたが、スペインと戦ってフィリピンを獲得をしてからは、有力な海軍国になりました。第一次 世界大戦では、初めて「民主主義の秩序を守る」目的で、ヨーロッパに大軍を送りました。その姿勢は第二次世界大戦に引き継がれ、ドイツと日本のファシズム を打倒する主役を務めるに至りました。その結果として手に入れたのが、世界を動かす超大国の地位だったのです。
 戦後もソ連圏との対立が続いたため、アメリカの軍事力は外交に不可欠のものとなりました。朝鮮戦争は勝利なき妥協に終り、ベトナム戦争は、アメリカにとって初めての敗戦と言われました。しかしそれも、遠征軍が撃退されただけであって、ベトナムは戦犯裁判も賠償も要求はしませんでした。そして今、かつて共産ゲリラの絶滅を目指したのと同じ熱心さで、アメリカはテロリストの絶滅を目指す遠征軍を送っているのです。
 周知のように、アメリカは自国内で負け戦の悲惨を経験したことのない唯一の大国です。戦争に対する忌避は、悲惨な外国の事例としては知っていても、国民 の間に骨肉化されてはいません。戦争は常に一定の目的をもって国民の合意のもとに戦われ、それぞれの目的を達した「よい戦争」が大部分だったのです。戦争 の惨害についての知識も、負けたら大変なことになるから、負けないような軍備が必要だという理屈に、転化されているふしもあります。
 現代の世界で、アメリカが最大の強国であることは疑いありませんが、アメリカについていさえすれば安全だというのは本当でしょうか。もちろんアメリカを 敵に回したら勝てませんが、さりとて、世界の国が全部アメリカの同盟国にならなければ世界は平和にならないのでしょうか。今のアメリカは、世界のすべてを 同盟国に組み込むことを目指しているように見えます。しかし、そんなことが可能でしょうか。
 折しもアフガニスタンでは、現地政府がタリバンとの対話を試みているというニュースがありました。軍事力が万能ではない平和がありえること、民族や宗教 の多様性を認めること、そして何よりも平等と公正が人々を平和にすることを、アメリカの国民は理解してほしいものです。アメリカとのつきあい方について、 いろいろ考えさせてくれる本でした。