2008年10月22日水曜日

「老コンサルの残日録」http://ameblo.jp/tkjsk0231hzannitiroku/より

浜の真砂は尽きるとも


『…浜の真砂(マサゴ)は尽きるとも世に盗人(悪役人…老コンサル注記)の種は尽きまじ…』、大盗賊の石川五右衛門が捕まって釜茹での刑にかけられる時の辞世の歌、と言われますが多分ウソでしょう。だけど真理です、悪役人の種は尽きません。


社会保険庁の悪行は、底なしの泥沼です。保険加入者から預かったおカネ、特に年金保険料は利をつけて将来は返さなければならないおカネ、という気持がマッタク無いんですね。<預かったおカネ>じゃあなくて、自分達の自由になる<もらったおカネ>なんでしょうか。


記録の杜撰さ・原票管理の杜撰さ・怠慢…ここへ来て、自らの立場を守るための記録の改竄、源泉徴収義務のある事業者とのヤリトリ…開いた口が塞がりません。


標準報酬月額の改竄、保険加入者が正規の等級に従い保険料を納めたのに、何段階か下の等級の保険料を納めたことに改 竄される、つまり納付した厚生年金保険料に見合う厚生年金の受給がない、んですね。社会保険庁で調べたら、そういうケースは1件だけ、やがて24件に、升 添大臣がサンプル調査したら69,000件くらい、実は20万件以上とも。ウソはドロボーの始まり、親に教わりましたっけ。


保険料を納めない事業所は潰れたことに?…潰れたら全喪届で社会保険に入れません、会社は潰れてなくても潰れたこと にすれば保険料を納付しなくてもいい、社会保険庁の収納率は上る、OK!?ところが全喪届を出すと健康保険にも入れなくなる、保険加入者が病院へ行って、 それがバレタら困る、そこでイロンナ悪知恵を働かせる、犯罪です。


12道県で裏金が見付かりました、税金が予算にない使われ方をした、問題だ!という知事と使われ方が違っただけ!と いう知事がいます。不正流用はありません!とも。社会保険庁の内部自己調査みたいなモノで信用できませんよね。あるTV局が、その他の都府県に聞き取り調 査した結果、ほとんど問題なし、信用できません。内部調査ですもの。


予算については不十分ながら審議しますが、その使われ方、決算について、バッジの先生方は国民からの付託に応えてい るとは思えません。そんなことしたら官僚・官吏(公務員・役人)に嫌われるから、でしょうか。それを役目と思っていないんでしょうか。怒り!!!税金ドロ ボー!!!

身勝手で悪心強き金融機関をナゼ?


米国(を牛耳るユダヤ資本?)が主体の金融錬金術が破綻して、先進国・新興国・途上国を問わず、国の経済規模の大小 を問わず、世界中の国・企業・国民が困惑の極みにあります。金融力・経済力が弱い小さい国の中には、IMFに国の生存を委ねざるを得ないところもある、と か…。


EUでは、<暴力的な金融パワーにはある程度の制限を…>という議論が出ていますが、米国・ブッシュ大統領は、<飽くまでも自由主義経済を守る>意向です。米国の金融資本が進めてきた<倫理感なき自由主義経済・市場至上主義>の結果が、世界中を苦しめているのに、です。


金融機関が持っている株式の評価を<時価評価でなく取得時評価に変える>という議論が出始めました。日本でも、グ ローバルスタンダード(世界標準)という事から2002年でしたか、採用しています。ずいぶん虫のイイ話ですね。株価が高い時は≪時価評価≫、今回のよう な株価が暴落した時は≪取得時評価≫。


<企業の価値は株価の総額>、それを元手に資金調達し世界中の事業を買いまくる、完全な金融資本主義、オカシな考え 方だと思います。手段を選ばずに自社の株価を上げ、それが極めて短期間であろうと、会社の将来はどうなろうと、『オレは会社の価値をこれだけ高めたんだ、 相応の報酬を』、リーマンのCEOの報酬は3年か4年で360億円だったそうな。


国会で補正予算案が通りましたが、景気を良くするためには何の役にも立ちません。景気が良くなるなら≪中小企業が融資を受けやすくする対策=これが中心です≫なんて要りませんよね、景気が良くならないだろうから融資対策、なんです。後ろ向きの政治、そのものです。


かつて日本の金融機関は不良債権にあえぎ、オカシな話ですが金融機関が資金繰りに苦しみ、倒産・合併・吸収が多発しました。その過程で、事業会社への<貸し渋り><貸剥がし>が横行し多くの事業会社が倒産しました。


日本政府は、予防的に金融力の弱い金融機関に資本投入する、という構えのようです。が、産業界でいちばん身勝手で悪 心が強い金融業界、不況に苦しむ事業会社を再び苦しめるでしょう。また、資本の応援を受けた金融機関の経営責任は問わないことになるそうです、これもオカ シい。融資制度の前に景気を良くする事が必要なんです、政府の考えは逆ですよね。

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