2008年10月11日土曜日

「老コンサルの残日録」http://ameblo।jp/tkjsk0231hzannitiroku/より

梁山会



今年の7月末、大学の時の仲間OMが亡くなりました。当時の仲間は8人、学部は政治経済学部・商学部・文学部…、部 会はJAZZ研が5人・TANGO研が2人・無所属が1人でした。昭和37年3月、卒業の時に、千葉県館山市出身のKSが『社会人として、それぞれの道を 歩むことになるけれど、これからも交歓を続けて行こうじゃあないか、水滸伝の梁山泊にちなんで梁山会はドウだろう、我々も梁山泊に集まった英雄豪傑のよう なろうじゃあないか』、全員OKでした。それから46年経った時、出会ってから50年経った時、1人いなくなりました。上記、無所属だったKSが卒業後 20年位してから消息不明です。


OMのお通夜には6人が駆けつけました。私は、永いこと仕事に追いまくられていたので交歓会には出られないことが多 く、25年振りのもいました。OMがみんなを呼び集めてくれたんだよな、ところで、KSのヤロー何処へ消えちゃつたんだよ?まあイイや、6人でOMを偲ぶ 会をやろうぜ。言葉遣いも50年前に戻ります。


昨日は、大学の頃からプロのジャズピアニストとして名を成していたMSが千葉県某市でやっている≪ナマJAZZが聞 けるビストロ≫的なミセでOMを偲ぶ会を開きました。<OMを偲ぶ>事になっていましたが、その内にOMの事は何処かへ行ってしまって、50年前の話に花 が咲きます、<去るもの日々に疎し>です。やがて、かつては楽器を弄んでいた人間ばかりです、MSはまだ現役ですが、その他も<昔とった杵柄>、したたか に酔い・歌い・踊り…乱痴気騒ぎ、時として『OMのヤローがよう…』。


KNが葬儀で兵庫県三木市の実家に帰っている時に試験がありました、この試験を外すと卒業できません、違う学部の MSが替え玉になって、私の答案を丸写ししました、KMは無事に卒業、その業界では最大手と言われる会社に入社、3年前に停年を迎えました。彼は、昨日初 めてその事を知りました。こんな話がゾクゾク出てくるOMを偲ぶ会でした。8人に共通していたこと、勉強はマッタクしない悪たれ大学生でした。だから、今 こうして…。


OMの事は残念ですが、こうやって集まれるということに幸せを感じます。それぞれ一生懸命に生きて、それなりに良い 年月を重ねてきた、と思います。梁山泊の英雄豪傑には成れませんでしたが…。今日は、腰痛の梁山会会長YNさん(卒業は同じ年でしたが入学が3年早かった のでサン付けです)・テニス馬鹿のMS以外の4人でゴルフを楽しみました。来年の再開を約して。



志野原生氏http://www005।upp।so-net.ne.jp/shigas/WELCOME.HTMより

九月要約

1日夜に、福田首相が辞意を表明した。就任後1年、1ヶ月前に内閣改造したばかりであった。党幹部、各閣僚とも寝耳に水であったようだ。 国会運営がままならず、内閣支持率は上昇せず、公明党は離反の動きを見せ、首相への求心力の衰えを肌に感じていたからであろう。すべてにまじめに穏健に話 し合いで進めようとする態度に、好感を持っていたのに残念である。煎じ詰めれば原因は国会のねじれにある。それは内閣成立時から分かり切っていたのだか ら、参議院選挙で敗退したときに、下野を恐れずに、衆議院を解散し、それでも民主党がよいかを国民に問いただし、勝ったら参議院への圧力とする方法をなぜ 採らなかったか、決断力のなさが民心を離れさせた。後継総裁は景気回復優先の麻生氏と、健全財政優先の候補・与謝野氏との争い。ほかに石原、小池、石破の 3氏で計5名の立候補がある。
9/22麻生氏が得票率67%で当選した。国会議員票386票と地方票141票があるが、党員党友の投じる地方票では完全に近い勝利で あった。ただ内訳を見ると、東京の支持約2.7万票も沖縄の約1.7千票も地方票としては同じ3票で、国会議員選挙よりももっと甚だしい、1票の重みに格 差のある選挙である。民主党代表に小沢氏、公明党代表に太田昭宏氏がともに無競争で再選された。9/24麻生内閣発足。2世議員が首相を含め10/18と かってない多さで、過去との繋がりも含めたお友達内閣的色彩を揶揄する向きもある。東京圏の大学出身者が17/18、理工系は3名。小渕優子少子化相は 34歳の気鋭である。先進諸国でこの年配の入閣はよほどの秀才でなければ不可能だ。マスコミは選挙用パンダと酷評する。小泉元首相が引退、次期衆議院選挙 では次男の秘書を立候補させる。麻生内閣支持率は50%前後と阿倍、福田両内閣発足時よりも悪かった。組閣5日目で中山国交相が辞任に追い込まれた。成田 空港土地買収問題でゴネ得と発言、日教組を教育のがんでぶっ壊せと言うなど立て続けの失言に、与党内からも批判が続出したためである。中山 成彬氏は宮崎1区の自民党衆議院議員(町田派)で、元文科相。
三笠フード(大阪)の汚染米(輸入外米の農薬汚染品とか有毒カビ発生品)食用転売が明るみに出た。告発による2度の立ち入り検査もうまく 逃げていた。抜き打ちでない限り、隠し通す手だてはいくらでもある。検査日予告は馴れ合いの第一歩だ。農水省の業者に対する甘さが指摘されている。農水省 は300社以上になる行き先を実名で発表した。酒、焼酎、和菓子、各種給食。大阪府と兵庫県、九州の中小口事業者が多い。太田農相)(衆院福岡3区)と事 務次官が事実上の引責辞職に追い込まれた。「消費者が何をがたがた言う」と取れる無神経発言がマスコミの絶好の餌食になった。内閣総辞職目前の異例な辞任 であった。
田中秀一:「がん治療の常識・非常識」、講談社、'08に肺がん治療薬「イレッサ」は欧米では、副作用だけで薬効がないとして捨てられた薬であるのにもかかわらず、日本では使用を認められている特異 な薬だと指摘している。世界医師会は「医師と企業との提携・関係は十分に公開されるべきだ。」と言っているとある。9/30毎日新聞は、使用継続容認のガ イドラインを作った日本肺癌学会が、ガイドライン作成委員と製薬会社の癒着問題に関する調査を、厚労省に対し拒否したと報じた。委員3人は最多で約2千万 円の資金提供を受けているとも書かれていた。高脂血症治療薬スタチン剤の場合にもコレステロール基準値のガイドライン設定に、日本動脈硬化学会と製薬会社 の癒着が取り沙汰されていることが、浜六郎:「コレステロールに薬はいらない!」角川Oneテーマ21、'06に載っている。
中国における粉ミルク中毒事件が日本に飛び火し、丸大食品が中国製生乳・粉ミルク使用加工製品の自主回収を行っている。乳中のタンパク成 分を見かけ増量するためにメラミンを意識的に混入しているという。読売に昨春のアメリカにおける中国製ペットフード事件でもメラミンが原因であったと指摘 していた。日本ではメラミン樹脂製給食食器事件が過去にあったことを思い出す。
イチロー選手が8年連続200本安打の記録を打ち立てた。ソフトバンク監督の王貞治氏が勇退を表明した。胃がん手術後の病身がチームの士 気にさわると言った。同一チーム監督14年は記録だそうだ。さわやかな印象で、マスコミは過去の栄誉を紹介するとともに、惜しみなく賛辞を贈った。広島市 民球場が歴史を閉じた。市民の寄付になる球場で、熱烈なカープフアンの応援ぶりが記憶に残っている。北京パラリンピックでは日本チームはメダル27個を 取った。予想よりかなり少なかった。中国勢の活躍はオリンピック同様に華々しかった。プレーに打ち込む姿は尊いが、更なる身障を与えないかとハラハラさせ られるときもあった。エチオピアのゲブレシラエ選手がベルリンマラソンで、2:03:59の世界記録で優勝した。
大相撲秋場所に白鵬が優勝した。旧ソ連圏力士に相次いで大麻疑惑が出た。若ノ鵬、露鵬および白露山で、相撲協会は3人を解雇し、北の湖理 事長は辞任した。互選により武蔵川理事(元横綱・三重ノ海)が後任に選ばれた。朝青龍と言い今回と言い、相撲界の古きよき伝統精神が外国人力士には軽視さ れている、彼らには強さがすべてになっていると総括せねばなるまい。相撲がプロ・スポーツとして栄えるためには、観客が日本人であることを重視せねばなら ぬ。
日本の教育予算の対GDP比3.4%がOECD28ヶ国中の最低であることが判った。最高がアイスランドの7.2%で平均が5.0%。体 制の似たアメリカでも4.8%だ。福井県の出生比率回復ときめ細かな幼少児福祉姿勢をNHKテレビで見た。この県は先の学力テストで上位を占めている。自 民党総裁戦況の論戦がスタートしたが、この時点(9/10)では主要政策に教育予算に言及した候補も幼少児福祉ないしは出生率向上対策に言及した候補もい ない。次代の育成こそが衰退気味の我が国の大方針であるべきなのに、現役と老人に快い言葉ばかりに腐心している。孫、曾孫はおろかまだ生まれていない玄孫 の税金まであてにした景気対策を打ち出す愚かさを情けなく思う。
司法試験合格者の発表があった。関東の私学の成績が向上した。関東以外では総合格率、法学部出身以外の合格率で神戸大学の健闘が光った。全体合格率は33%と昨年よりも下がり、法科大学院の再編成論が浮上している。
遠藤章・東京農大特別栄誉教授に米ラスター賞臨床医学賞が贈られる。コレステロール低下剤のスタチン剤を青カビの抽出物から発見した。高 脂血症が「医者と医薬メーカー」により作られた病気だという論難(たとえば浜六郎:「コレステロールに薬はいらない!」、角川oneテーマ21、'06) があり、その名称も脂質異常症と変わり、基準値も緩和された。スタチン剤の世界の売り上げ2.65兆円は、それでも大半が昔の高脂血症用に使われていると 思われる。心臓疾患に対する薬効は上記の本も認めており、今回受賞に対する識者ももっぱらその功績を取り上げていた。特別栄誉教授とは聞き慣れないが、学 術の発展に著しい貢献をした者に対して大学から授与される称号という。名誉教授が無事定年退官の教授全員に贈られるようになったから、その上を作ったもの らしい。東大とか大阪府大にもあるようだが、その他大学にはないようだ。
国籍不明潜水艦が高知県沖の領海内に、国際法違反の潜水状態のままで侵入した。読売新聞は中国潜水艦の可能性を指摘した。中国に対する、 不明朗な冒険主義の軍事力大国という印象は、ますます世界の警戒心を高める。今回はソーナーの弱点である海水温暖塊を利用してうまく追尾を振り切ったよう だ。スエーデン沖では断固侵犯潜水艦に爆雷攻撃をしかけたはずだ。今回も南西諸島領海侵入時と同様にただ追尾するだけのようだった。イージス艦は潜望鏡を 監視員が発見するまでソーナーを使っていなかった。海防体制がこの程度でよいのかという議論が急浮上しそうだ。中国が宇宙有人飛行で宇宙船外活動を行っ た。
9/15アメリカ5大証券第4位のリーマン・ブラザースが負債総額64兆円を抱えて破綻した。同日に同3位のメリルリンチも米最大銀行の バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)により買収救済された。第5位のベア・スターンズははすでに第2位のJPモルガン・チェースに身売りしている。証券 トップのゴールドマン・サックスは7割減収を発表、保険大手のAIGは不安風評で売られている。アメリカFRBは最大9兆円の融資支援策を発表。英銀大手 ロイズTSBが英住宅金融最大手HBOSと合併交渉を進めている。我が国金融界もかなりの損失を被る模様だ。世界の株価は一斉に下落した。9/15我が国 では日経平均で605円の値下がりだった。ドルが売られ、103円台に下がった。山一証券が破綻したときは国内だけで片が付いたが、アメリカの不安連鎖は 世界規模で駆けめぐっている。
中東系の投資ファンドは今回の危機には冷淡である。今までの不況は1年以内で収束したものが殆どと聞くが、今回のはさらに何年もかかるの ではないかという、漠然とした底の見えない不安を与える。9/19新聞に日米欧中央銀行が18兆円規模の金融機関支援を行うという記事が出た。9/18米 政府は不良債権買い取りの公的機関設立構想(緊急経済安定化法案)を発表し、株価は大幅に上昇した。野村ホールディングがリーマンのアジア部門欧州部門を 買収する。三菱UFJフィナンシャルが米証券第2位のモルガン・スタンレーの最大20%の株主となる。三井住友フィナンシャルグループも、米証券最大手の ゴールドマン・サックスに1000~2000億円規模の出資をする。新聞は金融工学手法で世界を席巻しようとしていた欧米金融機関に対する日本金融界の巻 き返しと評している。9/29米下院は、政府と議会幹部の合意があったのにもかかわらず、緊急経済安定化法案(75兆円)を否決した。NY株は過去最大の 下げ幅約7%(777ドル安)を記録、東京は一時580円安であった。改選をひかえた下院が、市民の税投入に対する反発に配慮したためである。
9/19読売1面に「中国で販売製造される外国製デジタル機器につき中国政府が製品機密の開示を命じる制度を準備中である」と載った。製 品の命であるノウ・ハウがすべて無償で中国政府の把握するところになる。それはもちろん中国企業に流れるであろう。長年の歴史を経て世界が到達した知的財 産に関する現在のシステムを完全に破壊するであろう。来年5月から導入の予定という。先進諸国は断固としてこの中国の利己的な行動を排除せねばならない。 中国を認めたら、後進各国はそれを見習うことは必定で、大混乱を来す。
パキスタン・首都イスラマバードの米系高級ホテルに自爆テロがあり60名からの犠牲死者が出た。アル・カーイダが予告していた。パキスタ ンのアフガニスタン国境付近に政府直轄部族地域があり、過激組織の施設が集中している。殲滅したい米軍と主権者としてのパキスタン治安軍との摩擦地域に なっている。
炭酸ガス排出量で中国が世界第1位になった。先進国の合計割合は50%を切った。

('08/09/30)


http://pub.ne.jp/shimura/?cat_id=84552&page=2志村建世氏のブログより



NHKの窓口が「自民党のPR」


自民党総裁選挙のNHKニュースについて、先日来の「自民党のコマーシャル」事件が、昨日夕刊で朝日新聞の記事にもなりました。表題は、その新聞の 見出しです。視聴者からの疑問に答えたNHK視聴者コールセンターの「責任者」が、「自民党のコマーシャルですよ」と言い放ったという事件です。
 新聞記事にまとめられた事件の概要は、そのように発言した職員がいて上司とともに処分・配置転換されたこと、及び番組に対して「一政党の総裁選を長時間 放送するのは公平でない」とする視聴者からの電話が多かったこと、NHKは「不適切で誤解を与える発言だった。二度とないように指導する」とコメントし た、の3点でした。
 つまりNHKが認めたのは電話での対応が不適切で「誤解を与えた」ことに限定されていて、その不手際については適切に対処した、今後は気をつける、とい うことで終っています。多くの視聴者が自民党の無料宣伝のように感じたNHKの報道姿勢については、「自民党の総裁は事実上次の総理になる人だから、国民 の関心も高いと判断した」という公式見解を少しも変えてはいません。その真意をわかっていただけないで「誤解」されたのは不手際でしたと言っているだけで す。
 今回、NHKの天下り外郭団体の実態も、少し明るみに出ました。NHK本体を定年退職したか、あるいは問題があって出向させられた人物が上に立ち、多く のアルバイトを使ってNHKの下請け業務をこなしているのです。NHKの代表番号にかかってきた電話のうち、「番組についてのご意見」が回される視聴者 コールセンターも、その中の一つです。私はこの話を聞いたとき、問題の責任者には「NHKは、そんなものさ」という自嘲の気持があるように思いました。
 ところでコールセンターに寄せられた「ご意見」は官僚的な報告書にまとめられてNHKの制作現場にも届けられます。しかし、それを本気で読む職員は少な いでしょう。それでも、視聴者の声が多く集まれば無駄にはなりません。今回の件では、報道の現場に、かなりの衝撃と反省があった筈です。
 もっと効果的に意見を届けるには、制作現場に直接電話するといいのですが、担当の個人名を知っていないと難しいでしょう。次善の策で、具体的な番組を宛名にした郵便物の場合は、検閲・開封されないで担当デスクに届く可能性が高いと思います。









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